TX駅自動放送更新
今年2月、つくばエクスプレスの運行管理システムの更新に伴い、各駅の自動放送が更新されました。
1.主な変更点
・担当声優が変更されました(後述)。
・従来にはない英語放送、次列車予告放送(現在使用停止中)が追加されました。
・案内文が一部変更されました。
2.担当声優
更新前と同じく、奇数番線と偶数番線でそれぞれ男声と女声となっています。
旧放送では男声が関根正明さん、女声は長塚みどりさんが担当されていましたが、新放送の日本語男声は湯口和明*1さん、日本語女声は沢井則江*2さんとなっています。耳慣れない声ということもあり近年導入が進む合成放送ではないかという推測もありましたが、どちらも声優による放送です。
3.放送内容
まずは接近放送から。大枠は残しつつも大幅に変わったので、比較しつつ紹介していきます。
(この辺に後日放送の動画でも載せる予定)
<凡例>通常 …従来通り 太字…新規追加 取り消し線…削除
「お待たせいたしました。まもなく、(ホーム番号)番線に、(種別)、(行先)行きがまいります。ホーム柵ホームドアから離れてお待ちください。The (種別) bound for (行先),TX-** , is arriving at track (ホーム番号). Please stay clear until the gates have opened. (緩急接続に関する情報。大幅に変わったため後述) 次は、(次駅)に止まります。The next stop is (次駅),TX-**.」
新たに英語放送と次停車駅の案内が加わりました。英語放送では駅ナンバリングの表現も改められ、これまで車内放送で言われていた"station No.10"から"TX-10"のようになりました*3。TX-を冠したナンバリングは、3月頃から更新された車内放送でも使用されています。
そして大幅に変わった緩急接続に関する付帯放送を比較していきます。
旧放送は「来た電車で行けるところまで行く」という考え方の文面で、恐らくほとんどの旅客の行動パターンとはかけ離れた内容でしたが、新放送では待避駅と対象列車の種別だけを言うようになりました。なお、優等→普通の接続に関する文面はなく、従来通り「○○まで先着」となっています。また、付帯放送の英語でのアナウンスはありません。
次に、新規採用された次列車案内放送についてです。
※次列車案内放送ですが、案内装置の不具合が発生したため、導入から数日で使用停止となりました。5月5日現在も再開していません。
(この辺に後日放送の動画でも載せる予定)
「つくばエクスプレスをご利用くださいまして、ありがとうございます。今度の(ホーム番号)番線の電車は、**時**分発、(種別)(行先)行きです。次は、(次駅)に止まります。Thank you for using the TSUKUBA EXPRESS line. The next departure from track (ホーム番号) will be (時刻) the (種別) bound for (行先),TX-**. The next stop is (次駅),TX-**.」
発車時刻、種別、行先、次駅を案内するもので、英語でも同様です。なお、導入されてから次列車案内が使用停止になるまで(と思われる)、列車が近づいていないのに発車標で「電車がまいります」という旨の接近予告が点滅する不具合が生じていました。
最後に、駅名連呼と発車予告です。
「南流山、南流山です。JR線は、お乗り換えです。1番線は、快速つくば行きです。(♪発車メロディ♪) 閉まるドアにご注意ください。1番線の、ドアが閉まります。手荷物、お体をお引きください。無理なご乗車はおやめください。」
放送更新当初は他社線の案内もありましたが、しばらくして使用停止となりました。ちなみに秋葉原駅は3月に更新された車内放送で都営新宿線への乗換も追加されましたが、駅放送ではJR線、日比谷線のみとなっていました。片手落ちでは?